わんたけのぼうけん

 

さく:わんたけ え:わんたけ

 

 

 

あるところに わんたけという

ひきこもりのおばさんが くらしていました。

 

 

わんたけは しちふくじんのように

あたまのながい あかちゃんを

いっしょうけんめい そだてていましたが


あるひ わんたけのだんなさんが

わんたけに とつぜん こういったのです。

 

 

 




「おれが あかちゃんを いちにちあずかるから

たまにはそとに でてみたら?」

 

 

わんたけは おどろいて こう いいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

たまにはいいこと いうじゃねえか」


わんたけはさっそく

とこやさんに でんわをして

へっどすぱの よやくをいれました。

 

 

つぎのひのことです。
 

 

ききとして こおどりしながら

そとにとびだしたら あらびっくり。

 

 

たいようのしたに でてみると
ふくがおもったよりも けだまだらけ!

 


いままで いくじにむちゅうで

ややうすぐらい へやにいたので

 

 

けだまに きづかなかったのです。

 

 

 

 

 

 

 

 


「おお はずかしい!」

 

 

みすぼらしい みなりの わんたけは

はやあしで いそいそと へやにもどり

 

 

けだまとり という めか を くしして

なんとか にんげんらしく なってから

 

 

おうちを しゅっぱつしたのでした。


 

 

 

 

 

 

次に続きます^^